みるく茶
「ボクは昔から、ギャルが苦手だ。
身勝手で、生意気で、頭が弱くて、軽薄で、口が悪くて、金に汚くて……
でも、同時にギャルが大好きでもある。
ノリが良くて、フランクで、意外と優しくて、可愛くて、エロくて……
だから彼女たちはボクには、関係ない存在だと思っていた。
……この日までは」
風俗以外では女の子と縁のない生活を送る、冴えない会社員の「ボク」。
電車でJ●ギャルの、眩しい身体を眺めるだけの毎日だったが……
ある日うっかり痴漢に間違われ、問い詰められたショックのあまり卒倒してしまう。
するとそのギャル「アイリ」は意外と優しくて……
なんと、なりゆきで家まで送ってくれたのだった。
思わぬ展開にラッキー……なんて思っていたのも束の間。
家に着くなり「お礼」を要求してくるアイリ。
聞けばどうやら彼女は、どうしてもお金が必要らしい。
戸惑う「ボク」だったが、同時に思いついてしまう。
「この子、交渉次第ではエロいことをさせてくれるんじゃ……?」
そこで勇気を出して、交渉に踏み切る。
「パンツ見せてくれるなら……もっと『お礼』を出すよ?」
すると彼女は、しばらく迷った後、こくりと頷いて……
その日からアイリとのエッチな「関係」が始まったのだった。